この星にさよならを②

 

この星にさよならをの感想文の
続きです!

ネタバレ!

 

①では拓馬くんまわりの出来事で
追ってってみたけど②はそれぞれの組み合わせで
ポソポソ書いてみます


・ムーンさんと雪絵さん

わたしムーンさんのことめちゃくちゃ
歪んだ解釈してて
「うまくいかないなぁ~って」のところで

自殺を考えている人の話を聞きながら
自分の生への希望を探してたのかなって

ごめん繭期だから

結局この言葉の真意はわたしには理解できなかったな

もしかしたらムーンさんもあんなに朗らかなのは
文字打ちから受ける印象であって実際は淡々と無表情で
打ってたのかなぁなんて考えちゃう。

生き生きと、楽しそうだったムーンさんの姿が
急に冷淡になったと思うとゾクッとする

拓馬くんに自分の心境を吐露するムーンの言葉に
「わたしが孤独と感じてたのは」っていうけど
雪絵さんはムーンさんがサイトから消えたあとも
ずっとムーンさんに寄り添ってて

ムーンさんは1人の孤独じゃなかったのに
それがムーン本人には伝わっていなかったって
解釈をSさんから美味しいパスタ食べながら聞いて
(i_i)それはすっごくしんどくなった(i_i)

雪絵さんの水子供養について全然知らないから
ちょっと調べてみたら四十九日や何回忌などのように
期限の決まってるものではなく、本人の納得するまでって
出てきたから、もしかしたらわたしの想像してたよりも
ずっと長く雪絵さんは続けていたのかもしれないと思って

それを知ったときから
あの叫びがより一層重かった。です。

雨さんが自分の悩みを書き込んだとき
すぐに反応できなかったのも黙ってしまったのも
雪絵さんなにも言えないもん、あの瞬間でいろんな思いが
頭を回ってそうだから泣いちゃう

そんな人に対して「あなたがそれを言うんですか」って
返す拓馬くんあほじゃん~~~~(i_i)(あ)

雪絵さんは支えてくれる人に出会って
生きて歩んでてほしいけどそれもわたしのエゴなのかな


・草間さんと内永さん


え、
この2人はみんな大好きになるでしょってくらいに
わかりやすくいい話(言い方にめちゃくちゃ語弊)

初日から理解して千秋楽までずっと同じシーンで泣いてた

草間さんがさ~~~~~~ずるいよ~~~~~~
こういう人が近くにいてくれるだけで救われるんだよ
内永よかったねぇ~~~~(i_i)(i_i)

「俺って一体なんなんだろうな」

に対して悩む素振りもなく

「お前はお前だよ」

って言っちゃえる草間さん。
ほんとに最高の人~~~~(i_i)

良すぎたし多分みんなそう思ってるから
変にべらべら打つ必要もない気がする。

わたしも誰かの草間さんになりたい。


・達也さんと亜季さんとみほちゃん

わたしはみほちゃんのあの顔に同意です。(結論)

アルコール依存症のDVボーイ×恋愛依存症ガール
もう!想像できるのは不幸しかないもん~~

たとえ2人にとっての幸せだとしても
周りから見たらそれはどうなのってなってしまう。
一般論は間に合ってます?そうでした。

あの空間に達也とあきさんだけじゃなくて
みほちゃんっていう第三者がいたから
あの2人の異常性が際立ってた(拍手)

「大丈夫なんですか?!」からの「なにが?」

わ~~~~~んいま思い返してもゾワっちゃう(i_i)

達也さんについてはあんまり感情わかんないんだけど
でもやっぱ共依存なのかなぁ

ただあきさんはあの瞬間最高に幸せだろうなぁ
大好きな人に愛されてる実感。先はわからないけど。


ミルクちゃんとならずものさん

偶然同じタイミングで救われて
偶然同じサイトに誘導されて
そんな2人が似たような悩みを持ってて
自分だけじゃなかったんだって安心するところ

ネット世界だけのつながりで明確な希望になったのって
この2人のつながりだけだったんじゃないかなぁ?

現実世界だけのつながりだけじゃなくて
こういうネット上のやりとりだけでも救われることって
あるんだよっていう、そういうことかな~~~~

 

・拓馬くんと藤堂とゆかさん

拓馬は藤堂に恨んでないよ、気にしないでって伝えたくて
藤堂は拓馬にずっと恨まれてると思って後悔してて
お互い思いは同じなんだけどね

おにいちゃんからの
「お前も会いに行ったらどうだ?」に対する
「簡単に言わないでよ」でわかる溝の深さ

藤堂は藤堂で拓馬くんのあの事件を
思い出すときに首を押さえてて、それはきっと
首にナイフを当てられた感覚をまだ抱えてて覚えてて

それでも拓馬の家の前にパトカーが停まってて
3日間店をゆかさんに任せて探し回ってくれる藤堂いい人だし
店を閉めない理由も草間さんが来るからっていうのもいい人だぁ

草間さん以外に客来ないじゃん!っていうのは笑うけど
も~~~~~店長~~~(i_i)

拓馬くんは藤堂のことだけを友達として上げてるけど
実際はゆかさんもちゃんと拓馬くんのことを幼馴染として
心配してるし理解もしてあげようとしてて
だからこそ勘であの廃墟ビルにいるって言えて

拓馬くんは自分が思ってるよりひとりじゃないんだよって
思ったらめちゃくちゃ泣いた

終演後に林さんとお話させてもらったけど
ほんとにゆかさんには毎回すくい上げてもらってた
(i_i)(i_i)(i_i)


・拓馬くんとおにいちゃん(って書きつつほぼ拓馬くん)

もちくんからの読み解きヒントに

・どこから霊でどこから幻覚か

ってあるんだけどわたしはもうそこは
最後まで掘り下げられなかった

打ってたら気づくかもしれない、頑張りましょう。(鼓舞)

最初の屋上は現実で
それ以降はずっと拓馬くんの頭の中にいるおにいちゃんで

犯人と同じ入れ墨入れて白いシャツを毎日着てた
どうして同じ格好をしてたかっていうと
拓馬と同じ苦しみを犯人にも与えてやりたかったから。

わたしおにいちゃんいつでも準備は出来てたのかなって
偶然その日も赤い月だったんじゃなくて
赤い月が出る日を待っていた。

赤い月の晩に、首に入れ墨を入れた白いシャツを着た男に
拓馬と同じ恐怖を与える。

その全部の条件が揃って
おにいちゃんの復習の完成。

だから「毎日」ってワードが出てきた

その男が死ぬことによって拓馬がこの星への怯えから
開放されると思って、全部かわいい可哀想な弟のために

おにいちゃんもほんとに、損する性分だなぁ

でも拓馬くんはそんなこと望んでなかったわけで
おにいちゃんに廃墟の屋上でいった言葉は本心で

「僕がいなければ兄さんはもっと違う生き方をできてたと思う」

でも拓馬くんって弱くっておにいちゃんの助けがなくても
僕は1人で歩けるよのハッピーエンドじゃないんだよね

みんなスーパーヒーローじゃなくって
きっとリアルで救えないから、やっぱり苦しい

おにいちゃんが拓馬に言う言葉は
内永がもう一人の自分から声が聞こえるように
拓馬の心の声なのか

それとも拓馬が言ってもらいたい言葉なのか。
って書いてたらもちくんから答えくれてた


そっか、自分の欲しい言葉を
おにいちゃんを通して自分に言い聞かせてた


兄はこの星に殺されたんです


わたしの思った拓馬くんは、
自分のせいでおにいちゃんを殺してしまったから
自分も死ななきゃいけないってずっと考えてて
おにいちゃんも自分が死ぬことをそれを望んでると思いこんでて

管理人を引き受けた拓馬くんはそのことによって
なにか自分を変えようとしててくれたら嬉しい。

悪魔となる前の天使も、他の天使や人間と同じように
善悪を選択する自由を持っていたが神に敵対する道を選び
自ら悪魔となった(意訳)

生と死においてきっと正しい道は生きる道。
それに対する死を選ぶ「集団自殺」を提案した拓馬くんは
自分がこの星から開放される手段は死のみだと思いこんでて
死を提案することでほかにも救われる人がいるといいって
思って書き込んだのかな。

管理人になった責任から
ムーンの最後の話を聞いた責任から
ここに残された4人も自分と共に
救済しなきゃいけないという高尚な考えから


なーんて、

わたしは いちばんはひとりがこわかったんじゃ
ないかなぁっておもった

一人じゃ怖いから誰か一緒に来てくれないかな
赤信号みんなで渡れば怖くないって

わたしは拓馬くんのこと1人じゃ
決め切れない子だと思ったから、

だから
死のうとしたときにおにいちゃんに止められて、
自分を迎えに来たわけじゃないと言われて

「じゃあ、僕はどうしたらいいの?!」って
言葉が出てきたんじゃないかなぁ

そこで
もう少し待ってみないか
っていうおにいちゃんはきっと
拓馬の作り上げた幻覚じゃなくて
拓馬を救いに来たおばけのおにいちゃんで

きっと藤堂が来てくれることわかってたもんね

リアルな世界観に現れる心霊系の現象は
うまくわたしのなかで取りこめないんですけどね、へへ。

だからわたしはこの2人を他の人たちみたいに
考えを落とし込めなかったんだと思う
そこは創作・創りものということで割り切りましょう

そろそろ文章多すぎてわかんなくなってきちゃったな
また思い出したらポツポツ書ける・・・かなぁ


でも私の思ってたことは全部書けたかな~~~~!
まだ熱のあるうちに書ききったわたし偉い!
よく頑張りました~~~~!

題材が題材だから、観た人に何かしら
考えを与えるような舞台だったかなぁ

わたしは拓馬くんが1日でも永く
この星に残ってくれることを願います


無事に初主演をつとめた もちくんに拍手~~~!
お疲れ様でした~~~~!!!!