飼いならされた、世界の中で


11月に引き続き、だいすきだった〜〜〜

『飼いならされた、世界の中で』
2023.12.19-24 CAFE DE CUERVOS 信濃町

6日間、全8公演おつかれさまでした!

ホボホボプロデュース2ヶ月連続公演。『11月はビターに、12月はスイートに』ってカジワラさんが書いてたんだけどそのとおりだったかも。わたしは2ヶ月観せてもらったけどラスノクのときは「はじめましての知らない役者さんばっかりだったけど」って感想文に入れてたのが、かいセカでは「出演者の中の10人がだいすきな役者さん」からはじまるのなかなか素敵だなって思うし、今回はじめましてだったらぶちゃんも橘ちゃんも桑山さんもけんゆ〜さんもだーーーーーいすきだった!ほんとうにありがとうございました!

そしてもちくん主演!!!!!本当におめでとう!!!!この作品で立ってくれてありがとう!!!!わたしはすきになってからずっっっとどの作品でも1番もちくんをみてるからわたしの舞台の中心はもちくんなんだけどそれでも『主演』として作品に立たせて頂いている姿を観るのは2回目で。主演として、物語の中心軸として役を演じる板の上に立つ望月雅友の姿を観せてもらえるのをずっと待ち焦がれていたし、それ以上に今回の舞台はわたしにとって特別で。その特別はだいすきな2人がきっともう1番わかってくれてるだろうけど、あのときからずっとわたしの夢でした。ほんとうにありがとうございました。

でもカジワラさんが書く作品ですきなところは「主演」だけが『主役』じゃないところで、あやちゃん多分全員のこと好きになるよっていわれてたけどほんとに全員すきだったよーーーーー!よーーー!よーー!よー・・・!

でもきっとわたしの念願も含めて
この作品にはカジワラさん達の
「やりたい」と「やれなかった」が
詰まってたのかなって色々きいて思った

ので、だからこうして誰かが欠けることなく
無事に幕が下りてよかったです。

ほんとうに最後の最後まで
板の上に立ち切って、生き切ってくれて
ありがとうございました。

そんな感想文!



『飼いならされた、世界の中で』



アンドロイドの修理屋「ガーデン」
3人のお客さんと3体のロボット
それぞれがそれぞれに対する思いとは

そして店主は人間とアンドロイドに
なにを思ってなにを願っていたのか。

「これは、世界に飼いならされないように
 生きている人たちの物語。」


飼いならされる
・人の意のままに動く存在になること
・現在の状態を能動的に変えることなく妥協すること


わたしは6日間ずっと言ってるし終演後お話しさせていただいたキャストさんには絶対おなじこと言ってるんだけどほーーーーんとにだいすきだった!めちゃくちゃ良かった!!!4年前に劇場で上演した作品を今回の会場用にリサイズ(でいいのかな?)しての上演って聞いたけど、初演観てないわたしからしたらこれでも削られていたんだって思っちゃう。フルサイズもみてみたいけどわたしはこの会場でこの作品を観れてよかった、な。

もちくんがインスタで『主人公が周りに翻弄されながら成長していく物語ではなく飄々とそして強く構えている主人公が崩れていく』て書いてて、なるほどな。ておもった。感想文書きながら台本見直してるけど「みんな勝手だなぁ」ってほんとにね!そして渡くんはなんでもできるなぁ。ふふふ、バレてるかもしれないけど「愛しい」って最近観た作品に対するわたしのお気に入りワードなんだけど、今回もみんなみんな愛しかった。

元カレにそっくりなロボットのケインとデートがしたい円ちゃん。もしわたしもこの世界にいたら円ちゃんみたいになってたかなぁなんて。ケインってずっと不器用というか、ちょっと足りない、まさに「もどかしい」だったんだなって思う。だから円ちゃんは渡にもう少し人間らしくできないかどうかをお願いしてた。アンドロイド達の会議(?)でケインが自分の行きたい場所を「海」て答えるの、ずっと作成者である渡の潜在意識だと思ってたんだけど、円ちゃんが「海に行きたい」って話してたんだよね。コーヒータイムのシーンで何か話してるなぁって思って聞き耳立ててたら海の話してたのが繋がった瞬間泣いちゃった( ;  ; )ところで渡はケインに対して甘すぎない???デートに行く場所決めた!って言われたからじゃあ大丈夫だな!ってなるのここでちゃんとヒアリングしてくれれば円ちゃんは傷付かなかったのに!!てわたしはなるよ!?!!まぁデート後のケインから「競馬・パチンコ・キャバクラ」ってきいても円ちゃん見かけによらず!みたいな感想言うくらいだからここに対しての渡はポンコツなのかもしれない・・・。円がケインに対して、欠けてるものを埋めてよ!ってぶつけるシーン、わたしはラスノクに引き続き田辺ソランの才能にぐちゃぐちゃにされてた。本当にソランちゃんの感情から引き出される演技がだいすきで、というかわたしはもうそれを演技だと思ってないんだけどさ!杉山円として真っ直ぐぶつけられた言葉を真正面から受けたケインから発される「海にはいけないんだ」。わたしにとってケインから出てくる『海』はキラーワードになりすぎてボロボロだった。ケインの中では円の行きたいところ=海がずっと1番にあるんだなって。からの正木先輩の「覚えとけ!!!」もだいすき、正木先輩ほんとうに良い人なんだよ( ;  ; )そのあとの酔っ払い円ちゃんと正木先輩のシーンがわたしはほんとうにだいすきで、正木先輩が渡と話したとおり円ちゃんにちゃんと自分の気持ちを伝えていることもすきなんだけど、それに対して円ちゃんが正木先輩のことを見ずに元彼とケインに対する思いをぽろぽろと吐露するのが苦しくて、「温めようとしてくれる手が冷たい」に対して正木先輩が自分の手を円ちゃんに重ねようとしたところが温かくてほんとにほんとにだいすき。桐山さんの邪魔は入るんだけどさ!心が芽生え始めたケインからの円に対する表情だったり声色だったり、いや、わたしが勝手に優しく柔らかくなってると感じてしまうだけなのかもしれないけど、円ちゃんに対してのたくさんの愛しさと優しさに溢れていて幸せだった。ほんとーーに幸せでにこにこしてたら正木先輩が登場してダイソンに回収されていくテンポ感に笑わされてでもそのあとの「いってきます」でまた幸せになって感情いったりきたりだった。結構いろんなとこで感情振り回されたけど今回「funny」の感情の疾走感すごかったな。好きの反対、キス?、でヒャッてなるケインのことわたしはずっとおもしろくてケラケラした。

柳さんとタスク、柳にスケジュールを尋ねられて、タスクは大容量型アンドロイドだからそれはそうなんだけど葵くんもゆっけくんもアンドロイドじゃないのにスラスラと詰まることなく呪文のように唱えててすごいなっておもった。忙しそうっていわれたら「ポジティブ社畜だから」て答える柳さんだけどサラッとその言葉を使ってる柳さんに後々くるものがない?その時は気づかなくても後々後悔してしまうことって生きてて全くないことなくて、あの時、ああしてれば良かったなんて何度も思うよね。桐山さんと円ちゃんはそれぞれウタやケインを「人間」に近づけたい同じように生きていると思っていて、それに対して柳さんは否定的というか、あくまでも「仕事をサポートしてくれる機械」として扱ってる素振りをみせていたけど、柳さんにとってはタスクの存在は自分にとっての救いで。タスクはタスクで、心ができてどんどん「人間」に近づいていったから、裕太のことが心配になって容量を増やすことに反対してしまったからこうしてお互いぶつかってしまったんだなぁ。タスクが機械のままだったらそうじゃなかったもんね。「今日は僕勝てる気がするんだ」っていうタスクの姿が弟の姿に重なってみえちゃうあの顔はずるい〜〜〜( ;  ; )BARでお勘定する柳さん、一万円札5枚くらいポンっと置いてった回あってバカほど笑った。金ならあるんで、を体現してたし正木先輩が全部もらっててった。

みんなだいすき正木先輩!もう出てくるたびに会場の空気を持っていって良かった!ほんとにわたしがだいすきだった!!正木先輩が絡むたびにダイソンも渡もみんな生き生きしていてたのしそうだったしわたしも楽しかったよ!BARで円ちゃんに早速相談なんですけど、って言われて何々?ってなる正木先輩と円ちゃんの立ち方とテンションが漫才師の入りみたいですきだった(とは)しデートでどこ行きたいか聞かれた時の正木先輩のリアクションほんとにおもしろくてだいすき!そことはまた別のシーンで円ちゃんが帰ったあとにウタちゃんと2人になったときに会話しようと話しかけたり、ウタちゃんからの質問にあそこで会っただけの梓ちゃんに対して思いやりある言葉を選びつつウタちゃんに対しても真剣に言葉を返してあげて、正木先輩ってやっぱり優しい人だなって思うしその後の「お人好しに優しい世界に〜」がほんとにそうでわたしの幸せなぽかぽかを1番引き出してくれたのは正木先輩だったかもしれない。もちろん台本の描かれ方から素敵なキャラクターなんだけど桑山さんが演じたからさらに魅力が増してて桑山さんはじめてこの舞台で拝見したけど正木治を演じる姿でだいすきになっちゃった〜〜〜〜( ;  ; )円ちゃんを心配する正木先輩に、アンドロイドじゃないあなたなら円ちゃんを幸せに出来るのか問う渡。渡はケインという存在が円を救うことを願ってるけど、ここの渡くんは複雑だねぇ。

梓ちゃんの叫びはひとつひとつが苦しかった。「誰かにとって必要だから作られた」って、その存在が誰かのためになっているのって羨ましいよね。「わたしは本物だったのに」て言った後に、柳さんとタスクのやり取りに居合わせて、「それでも君は偽物だと思うかい?」て渡に問われてたけどどうだろうね。でもウタのことを「偽物」っていう梓ちゃんが1番ウタのことを「本物」として扱おうとしてくれてて、桐山さんってウタちゃんに対して「偽物じゃない、本物になれる」って言っちゃうもんね、それって「本物じゃない」ていってることになっちゃうもんなぁの気持ちになってたんだけど、でも桐山さんがアンドロイド人権センターで頑張っているのって本当に真っ直ぐにウタちゃんのためにだったし、今を生きているアンドロイド達のためにだったんだよね。「人間」の自分と「アンドロイド」の娘。その垣根をどうにか無くすことができるように自分の娘を守れるようにずっと尽力していて、ウタに対しての「偽物」って自分が父親として「偽物」の意だったのかもしれないなって思った。桐山さんちゃんと本物の愛でずっとウタちゃんに接してたよね。酔っ払った桐山さんの背中に手を置いて、温かいって呟いてたウタちゃん。そこで正木先輩に言われた「大切な人はみんな家族」という言葉を梓に向けて発するウタちゃんが梓ちゃんのずっと愛されたかった気持ちを救ってくれたんだなぁ。ふふふ!ここも正木先輩いいとこもってって羨ましいよね!正木先輩が出てくるたびにわたしは幸せに溢れてたし渡に向けたグッドサインだいすきだったな!



渡が桜に聞いた「覚えてる?」ってなんのことだったんだろう。
日吉渡は失うのが怖い、から冒頭の「僕は誰も忘れないよ」だったのかな

海辺のシーンほんとうに毎公演かわいくて幸せでだった。もちくんのラブストーリーみるのってモンブランぶりかなって思ってて、モンブランはもちくんとして観てないからはじめてじゃない?って思うんだけどあのやりとりほんとに毎公演えーーーーーーん!ってにこにこしちゃうくらいかわいい!!!だった!!!ここの2人が「人間」なのか「アンドロイド」なのかって人によって審議だと思うんだけど、答え合わせが出るまでわたしは「アンドロイド」だと思ってる。ここさっき(さっき)もちくんのインライで答え合わせされちゃったんだけど、わたしはわたしの解釈が好きだったからこのまま寄せずに書くね!お菓子食べるの?とかロボットだったら海行けない(錆びちゃうからね)なのはそうなんだけど、桜の話す桜貝をみせてくれた子は渡だったじゃん。だからここで桜が初恋だったと思ってる男の子、渡のことを妬かせた男の子が「日吉渡」だったのって良くない?なによりこのシーンで永遠の時間を持った2人が永遠の未来の約束をしてるって思うとわたしはめちゃくちゃだいすきだなぁって思っちゃう。だからわたしはこのシーンは「アンドロイドの2人」であってほしくて。海辺のシーンって生まれてからすぐというか、2人が永遠を得てからまだ年月もそんなに経ってないと思ってて。目の前にいるひとに自分の意思を伝えていくのも過去の渡の残した言葉だったんだけど、あとで桜の言ってた、「私たちを作った渡が求めていた未来」ってなんだったんだろう。彼らが自分の意思で自分の人生を歩むこと?だとしたら日吉渡は未来の自分を「ずっと一緒」に縛りつつ、自身の意思じゃなくて彼ら自身の未来を描くように願うのってほんとうに勝手じゃない〜〜〜〜〜???て思った。永遠を求める日吉渡と、永遠を否定する日吉桜。永遠ってさみしいんだよね。長く終わりのない永久の時間。渡にとっては桜がいればその永久がしあわせだったのに。もちろん桜だって最初はその永遠を幸せに感じてたと思うんだよね。だからこの海辺で遊んでいた頃の桜ってまだ自分の永遠に不幸を感じていなくて、この先の渡との「ずっと」に希望しかなかったんだろうなぁって思う。だからここの桜ってガーデンにいる桜よりも生き生きと輝くように生きていて。それが長い長い時間を過ごすにつれてただただ続いていくその空虚感に気づいちゃって自分の「永遠」に疲れてしまった。

アンドロイドも死を選べるか聞く桜って、自分をアンドロイドだと認識してるのかなって思ってたけど、本人はよくわかってなかったんだなぁ。わたし目線では円ちゃんの「でも桜さんは〜」のセリフで桜のことアンドロイドなんだなぁって思ったけど、でもはじめて会う梓ちゃんはまるでアンドロイドみたいだとは思いつつ人間として受け入れてたからどっちなんだろうとは思ってた。渡はそりゃあずっと桜のことを人間だよって言うだろうけどね。人間だった頃の元の自分はもういなく、自身はアンドロイドとして生き続けていたことにはっきり気づいた桜はじぶんの存在を認識して自分でこの永遠を終わらせられることに気づいたのかなぁ。「死」をみつけてからの桜って、渡に伝えてスイッチを切る最後のときまで生き生きときらめきを取り戻して生きた。のかも。

スイッチを切った桜のことを再起動してバックアップを、ていう思考が渡にあるってことはこうして桜が自分でおわりを選ぶことも今までもあったかもしれない、んだなっておもった。その度に日吉桜をつくりなおして永遠をやりなおしてたのかもしれない。けど、わたしはそうじゃないといいなーーーーって思う。何度も失った永遠にすがってそれを繰り返してしまう日吉渡もいいんだけど、たった一つの永遠を失って自分も永遠の環から外れる日吉渡が好きかもしれない。これはわたしの感想だけどね!渡が桜に伝えられなかった言葉ってなんなんだろうね。好きかな、感謝かな、なんだろう。スイッチを押す瞬間に、流れる桜の声って、過去の日吉渡の記憶でも過去の日吉桜でもなくて、今の渡と桜の2人の記憶だったとおもってて「日吉渡」と「日吉桜」の記憶だからじゃなくて、あの2人の過ごした時間の思い出だったなら、いいな。


過去の「日吉渡」の描いてた未来ってなんだったのか。桜がいなくなる前から渡はアンドロイドに感情を持たせようとしていたような描写があるけどわたしは最後までそこが腑に落ちてない。失った桜を生き返らせるために人間らしいアンドロイドを作るアルゴリズムの研究に取り組んでたならわかるんだけど、アンドロイドという存在があることにより人間が幸せに暮らせる未来に対して、アンドロイドに感情を持たせることは必要なことだったのかな?

最後の電話って喧嘩して出て行ったあとだと思うんだけど、その電話のあと、帰る途中で日吉桜は事故にあってるんじゃないかなって思うとかなしい。すごくかなしい。桜は生前から限られた時間の大切さを話してて、きっとアンドロイドになってからのあの永遠は本人が望んだ物じゃないと思うんだよね。最後に話した約束が、「ずっと一緒」だったから渡はそれを叶えるために、きっと桜を失ってからより一層研究に力を入れて「日吉桜」を蘇らせるために生涯をかけていたんだろうけど。渡の考えた「ずっと一緒にいる」はアンドロイドとして永遠の身体を手に入れて言葉通り永遠の時間を一緒に過ごすになってしまったし、新しく生まれた日吉渡の考えた永遠も、過去の日吉渡が求めた永遠の身体と心だったんだけど、桜が約束した「ずっと一緒にいる」てこれはほんとにわたしの解釈なんだけど、こんな幸せな日々がずっと続きますように。だったんじゃないかな。ほんとうにただそれだけだったんだと思った。


ダイソン、他のアンドロイド達とはまったく違くて、観おわってから考えるとそれだけの年月を過ごして学習してきて知識も思考も増え続けてきたんだなって思う。研究所でスイッチを任された頃のダイソンには今ほどの知能はなかったはず。でもダイソンは日吉渡のことをだいすきだったんだろうなぁ。自分が死んだ後、って頼まれて。そんな悲しいこと言うなよ、って言ってたのさみしいね。「日吉渡」に頼まれたから、スイッチを押しただろうけど、後々自分のしたことでどうなるかって気づいていったんだろうな。ダイソンにとって「自分がそれをはじめてしまった」意識もあるだろうし、知能が高いから先の先の未来まで読めて、いつか自分たちの知能が暴走してしまうことまで予知できてしまって、そうなる前にだいすきだった日吉渡と日吉桜を永遠から解放しなきゃいけないと思って。だからどこかで2人をおわらせる、ことがダイソンがずっと2人と一緒に過ごしてる理由だったんだと思う。だってきっともうダイソンは自分の意思でどこにだっていけるのに。でも2人と一緒に過ごすを選んだのもダイソンの意思、なんだけどね!!!でもスイッチを頼まれた時点でそれは偽物なのでは?に気づくダイソンはやっぱり頭がいいねぇ。ペラペラと喋るダイソンも人間らしく喋るダイソンもすきなんだけど研究所のときのふにゃふにゃ(?)のダイソンすごいかわいくてだいすきだった〜〜〜so cute!渡のことを止められるのは桜だけってダイソンは言うけど、渡に叱咤ができるのはダイソンだけだったとおもうよ。どこかの公演で渡に向けて「逃げんな!」って言ったダイソンのことをわたしはずっと繰り返し思い返しちゃう。自分で考えることができる、と言われた渡がダイソンにスイッチを切ってくれと頼むのって渡と桜と同じように、渡とダイソン2人にしか通じることのない時間を感じるよね。「それはできない」のダイソンは優しい顔をしてて、そのあとに続く言葉をきいた渡もほんとうに優しい顔をしてた。なぁ。やっぱりダイソンは渡に日吉渡の影をずっとみていて、でも渡のことは渡として接していて、なんだろうね、恋人でも家族でも友達でもきっとないんだろうけど2人にしかないあの関係性と空気感。わたしは望月雅友とカジワラタクトでこの2人を観れてほんとうによかったなって思うし、わたしにとってはこの2人だったから観れたんじゃないかなって思う。わたしは桜と渡と同じように、ダイソンもあの後、永遠から離れたていったとおもってるんだけどダイソンが渡が眠りにつくのをみる前に、先に眠りにつくのって、あの後の渡が桜と一緒に眠る選択をすることを信じていたんだろうなぁ。

ケインとタスク、ウタのことを「作った」のって今の渡だったでいいのかな。全部に意味を持たせられるわけじゃないけど、渡は「日吉渡」の願った人間とアンドロイドが共存できる世界を、自分が作った3人のアンドロイドに対してそれぞれの思いを抱えてる3人それぞれを通してみていたんじゃないかな。そしてダイソンの言う通り、渡も心の奥底ではもしかしたら気づいてわかっていたのかもしれない。それでもそれを理由に生まれてきていて長い間それを意味に生きてきてるから認めたくないし諦めたくないし。渡はダイソンのことをどう思ってどう感じていたんだろうね。ぽろりと桜に問うた「共存していけるのかな」、心の共存ってなんだろう、と考えてたけどわたしはポカさんが主催挨拶に書かれていた言葉が1番ストンと落とし込めたかな。考えてたよりもシンプルでわたしもそうであったらいいなっておもった。だから心が芽生えた3人のアンドロイドに対して渡は、柳とタスクも、円とケインも、桐山とウタも、人間とアンドロイドだけど共存できると思ってたしあのままこのガーデンには帰ってこないと思ってたのかなって思った。ウタが帰ってきたときにウタが問いかける言葉、ほんとうに切なかったなぁ。人間になりたいアンドロイドの話。この前のシーンで、桐山さんや梓ちゃんの想いをきいて、大切なひとは家族になって、だいすきな人たちと外に出て行ったのに、自分は食べられない甘い物を食べて楽しそうな姿を見て、じぶんは人間と違う、人間にそっくりな偽物、だと認識してしまったウタちゃんが苦しい。わたしは渡は最初は「人間」であることに固執していたような気がしてるけど最後のこのシーンはそれを否定してて、自分たちは自分たちとしての意志をもって自分たちの生き方で生きていることを認めてたんじゃないかな。最後集まってくるアンドロイドたちかわいいよね。日吉渡と日吉桜だけの世界だけじゃみえなかったものがみんながいてくれたおかげでみえるようになった。あ〜〜〜〜〜〜〜やっぱりみんな愛しくでだいすきだ!


桜貝の男の子が渡だったことを桜はわかっていたし、渡も桜貝をみせた女の子が桜だってわかってるんだよね。だから電話で渡が?ってなったのはただただ聞こえなかっただけなのかな。電話のシーン、の意図、わたし、読み解けなかったんだよね( ;  ; )わたしの頭が追いつかないところもあったけどどこかで答え合わせしてもらえるかもなのもたのしみだし、余白は余白のままで思い出にしちゃおうかな!(ここもさっき答え合わせあったから書いとくけどもちくん解釈では桜は覚えてたけど、渡は覚えていない。桜の死後、桜の記憶を集めるために日記だったり何か読んでそこで知った、って言ってた。なるほどね。)


8公演ぜんぶ毎日たのしくて幸せで、笑う日もあればぼろぼろに泣く日もあってたくさん考える日もあって。いろんな感情を引き出されてしっかりととのいました!ぽつぽつもちくんに手紙書いた時に、桜の「楽しいまま終わりたいの」がわたしにとっての終わりもそうだなぁって気づいて、え、そっかっておもった。わたしももちくんとたのしいままでおわりたいなぁ。だったし、この楽しい日々が永遠に続けばいいのにだったよ!


公演中から思いを伝えすぎて
もう使ってない言葉なくなっちゃった〜〜〜!
ほんとうに素敵な作品を観せてくれてありがとう!
わたしは本当に全員のことがだいすきでした!

お疲れ様でした!!!!!!!


p.s ウーバーミーツで頼んだクロロホルムなんちゃらって結局桜が「食べて」たのかな。でも「ハイブリッド、かっこいい」っていうウタちゃんすごいお顔キラキラしててかわいくてすきだった!これが娘型アンドロイドの愛嬌なのかも・・・。

ラスト・ノクターン

ふふふ!だいすきだったなぁ

『ラスト・ノクターン
2023.11.17-22 CAFE DE CUERVOS 信濃町

もちくんが出てない作品の感想文書くのってひさしぶり?いや、厳密にいえば出てなくないけど。カジワラタクトが脚本・演出やります!って動き出してるのをみてから幕が開くのをわくわくして待ってました。ラスト・ノクターン全8公演、お疲れさまでした。

今回ありがたいことに出演者の方々と終演後お話しできる時間があったんだけどわたしが初めて観に行った公演の終演後、カジワラさんが「今回本当にすごくない?めちゃくちゃいい役者さんが集まってくれて」って話しはじめてくれて(これ書いてもいい?よね?)わたしもほんとうにその通りだなって思ってたし、その話を聞いて、なんていうか舞台を作る側からそういうふうに思ってもらえるメンバーで作った作品を届けてもらえるのってなんかうれしいなあって思って、これ聞いてますます観に来てよかった!って思ってた。今回の作品、カジワラさんとみねさーん以外ははじめましてだったんだけど(こにーさんはわたしこの名前・・・このXのアイコン知ってる気がする・・・て思いながらひらめけてなかったんだけどのちのち朝劇出てたって聞いて「!」ってなった!)舞台が開く前までははじめましての知らない役者さんばっかりだったのに千秋楽迎えたときには全員のことがだいすきになってたからそんな作品をみれて出会えて幸せだなぁ。


この作品は

サスペンスでもあり、
ミステリーでもあり、
ラブストーリーでもあり、
青春群像劇でもある

だったんだけど、そんなことある?
って思うじゃん?そんなことあるんだよ。

わたしは『青春群像劇』としての
この作品がだいすきだったから
どうしてもそれに傾倒した
感想文になっちゃった。

わーーーーー、
この導入部分いつも悩むんだよね!
感想文!



ある夜、バーの開店日
その脚本家の罪と◾️が明かされる。



その舞台設定どおり、会場はバーカウンターのある実際に営業してるお店で、終演後にカレー食べれる日もあったんだけどめちゃくちゃおいしかった!レモンチキンカレーとキーマカレー食べた!店内の黒板にかいてある今週のカレー:ホワイトエビカレーも気になったし(通常営業なら提供されてたのかな?)そこにかかれてたエビが絶妙にかわいかったよ。


最前列から30cmもないくらいの距離がアクティングエリアでスペースの端から端まで使って演技するからすごい迫力がある。わたしはほとんど同じ場所でしかみてないんだけど、でも近すぎると見えてないことって絶対あって、あの会場のなかのどの距離のどの座席で観てもきっと新しい気づきとか発見もあっただろうなぁ。てちょっと悔しい気持ちになる。上手からも下手からも中央からも全部の場所から観てみたかったから1公演にわたしが5人くらいほしかった!な!個人的には下手からはあと10回はみてみたかった〜〜〜


「工藤零司」あの竹野内さんのセリフを思いついたのって工藤零司が先かクレイジーが先か。の気持ちになる。たまごが先かにわとりが先か。

結果、工藤零司は悪い男だったのかな?

いや悪いよ、隼人のこと考えてもサキのこと考えても笑美ちゃんにとっても悪い男なんだけどさ。でもわたしはこの感想文書こうと考えれば考えるほど悪い男だと思えなくてやだ苦し〜〜〜( ;  ; )になった。いろんな周りのこと全部考えないで零司と亜美ちゃんの2人だけで考えたら?わたしのマインドは白石ちゃんなのであの彼がすべて嘘だったとは思えません!なんでわたし舞台おわってからこんなにひとりで苦しんでるの・・・。

19年前、凌と隼人のバイト先のバーで劇団で集まって次回公演の話をしたりくだらないことで馬鹿みたいに笑ったり未来を誓ってたあの3人の青さが眩しかった。大人になった工藤零司が、19年前の隼人がいった言葉を発したときのあの凌の表情。灰谷凌はこの19年間何度も反芻して後悔したり悲しんだり怒ったりしてたんだろうな。思い返すと大人になった凌は最後のあのシーンになるまではずっと苦くて苦しそうな顔をしてたもんね。あの頃が一番幸せだった。ていうセリフ、19年間思い続けてきてやっと零司に言えたんだなって思ったし、それを受けた零司は零司がその姿であり続けてた「工藤零司」じゃなくてそのままの工藤零司だったから、あの頃の3人の続きで、大人になったあの3人の青春群像劇だった。でもわたしは工藤零司が『工藤零司』であり続けてた、のところの叫びもだいすきで、それはわたしが「____」であり続けてくれることを願ってる側だからそう思うんだろうし凌の言う通り、確かにそれは間違ってたかもしれないけど。

零司が凌に19年間お金を渡して仕事を振って、ってしてたのは自分が隼人の作品を盗作したことへの口封じかなぁって思ってたけど、少しでも一緒に「売れよう」の気持ちをもってだったんじゃない、の、かな、とか。公演おわったから好き勝手考えちゃう。だからといって隼人に対してしたことは許さないけど!ね!人を蹴落としてでもいいから上がってこいよ、か。


19年前零司と亜美ちゃんと笑美ちゃんとが作中で同じ夢を語るのがわたしはだいすきで、あのシーンで笑美が溢したその夢をきいて零司のなかの変われなかった部分が笑美のなかで亜美をみつけてしまうのがほんとうにだいすきで・・・!ひとがひとを愛しいと思う気持ちを観れるってすごいね!わたしはだいすき!

亜美ちゃんに愛されてた記憶で描写されるのが2人が最後に外で話したあのシーンなの辛いし幸せじゃない?亜美ちゃん最初から最後までほんとうにいい子で、いい女だった。亜美ちゃんと若零司のシーン全部だいすきだから全部のセリフに線引いておきたい。亜美ちゃんは過去も未来も今もぜんぶひっくるめて零司と一緒に生きてたかったけど、でも零司が先へと進みつづける姿を応援したかったしそうでいてほしかったのほんとうにくるしいね。2人が離れてしまったのってシナリオ大賞ってたぶん関係なくて、いや最終的な引き金はそこでのやりとりだったのかもしれないけど。その前からずっと亜美ちゃんは2人のズレを感じてたんだろうなぁって思うしずっと最後まで零司を1番近くで応援してたしずっと味方でいたかったんだろうなぁっておもった。亜美ちゃんが零司と別れるのを決めた真意ってわかんないけど、零司のことが嫌いになった、よりもこのまま一緒にいて好きでいられなくなるというかお互いにとってだめになっちゃう前に離れようと思ったというか、それを決めた覚悟ってすごいと思う。別れてから一度だけ会ったシーンの描写がほとんどないの、いいよね。2人がまた会ったときには一緒に星空をみたのかな。笑美が言った「お母さんは、あなたを本当に愛してたんですよ」を1番わかってたのは零司だよね。


ひとを愛しいと思う気持ち、といえば白石ちゃん〜〜〜〜。わたしはほんとうにだいすきでした!零司のことがすきのスイッチ入っちゃってから対サキに対してもどんどん強くなってくし隼人にライバル宣言するしでどんどんかわいいだった。零司に頼りにしてるっていわれて何度も聞いちゃうところほんとーーーーにかわいいシーンでかわいかった!それをバーカウンターから隠れながら(隠れてない)様子伺うオネエ存在感あったな。白石ちゃんが竹野内さんに口説かれて(?)るとき零司ちょっと気にしてたのかわい〜〜ってなってたんだけど舞台おわってみるとだんだんわたしの妄想だった気がしてきた・・・あれ・・・?

笑美が包丁を取り出してから零司の前に白石が立つシーン、わたしのマインドは白石典子だからボロッボロだった。亜美にしかみれなかった工藤零司がいたように白石典子しかみれなかった工藤零司もいて。白石ちゃんは10年間マネージャーとして近くで工藤零司のことをみてきてるんだもん。血が繋がっていようが19年前同じ劇団で過ごしていようが弟子としてかわいがられていようがそこからじゃ見えない姿も見て支えて10年間好きでいつづけているんだもん。台本だと実際の舞台では削られてるセリフもあったんだけどその描写がなくてもあの舞台上だけで白石ちゃんの零司に対する想いはじゅうぶん伝わってきてたし、その描写が台本に残ってたことで白石ちゃんの想いを知ってわたしが泣いてる(泣いてる)「世界中が全部敵にまわった時、唯一の味方でいれる自信がわたしにはあったから」このセリフがほんとうにだいすき。白石はほんとにそう思ってるし、それが幸せだしそれで最高なんだよね。わかる〜〜〜〜( ;  ; )!わたしが信じなかったら誰が信じるの、って思うしほんとに最後の最後までわたしだけは信じてたいね(重め)もちろんここのシーンだけじゃないんだけどカジワラさんがこうやってこの激重の感情を綴れてるのが不思議すぎる・・・


工藤零司に最初に手を伸ばして救ってくれたのは亜美ちゃんだったかもしれない。んだけど、工藤零司ってそこからずっと誰かに愛されて支えられて生きてきてるんだよねっておもった。みんな工藤零司のことだいすきだったよ。白石ちゃんはもちろんそうだしハジメちゃんもそうだったし。ハジメちゃん、最後までずっと工藤零司の味方でいてくれてしんどいだった。零司に突き飛ばされたあとのセリフほんとうに( ;  ; )多分、みる角度とかもあったのかもしれないけど千秋楽ではわたしの中では絶対に「あなたの作品に救われた」の「あなた」に隼人がいてくれて「世の中にあの作品を出してくれて」は零司ちゃんへだったね。ありがとうね。


灰谷凌も橘隼人も零司のこと
好きだったじゃん、ね。


工藤零司が「工藤零司」として19年間進みつづけてきてたのは亜美ちゃんの言った「この先も進んでくの」の言葉の通りだったんだなって思ったけど、零司は零司で『ラスト・ノクターン』として19年前のことをいつから書いてたかはわからないけどずっと考え続けていたんだよね。


『ラスト・ノクターン
零司が零司の言葉で書いたあの19年前の話。


隼人が今このタイミングで零司と凌の前に現れたのってサキちゃんから工藤零司がひとの作品を盗作してるって聞いて、自分以外にこの思いをしてる人を救いたい(大きい言葉)から暴露しにきた、だと思ってたけど『ラスト・ノクターン』を見つけたサキちゃんから隼人に作品が送られてきて、だったのかもしれない。零司を詰める隼人がだんだん19年前の隼人に戻っていってあの頃に重なっていく感じがほんとうに苦しかった。プロデューサーに劇団を売り込みにいって厳しい言葉で返されて、過去の零司が曇っていく中で、思い出してた過去隼人のまっすぐな「俺は零司の作品すきだよ」。あの時の零司には自分を苦しめた言葉だったのかもしれないけど、19年越しに前に現れた隼人が、最初に作品を盗作された隼人が、自分と同じように自分が書いた子供を盗まれて同じような想いをしてる人が今でもいることを知っている隼人がサキから送られてきたラスト・ノクターンを読んで、これは零司の作品だって言い切って「お前の脚本が好きだったから」って言えたのって、あの状況にならなかったら一生隼人から伝えられることのなかった言葉だろうな。

ラジオから流れる音声で、今年のドラマシナリオ大賞が発表されるのわーんってなるし、その発表をきくサキちゃんと笑美ちゃんの表情がまた良くて、えーーんってなったし、最後にたくさん語られない分観るたびに色んな感情引きだされた。



わーーーーー!
ほんとうにだいすきな作品でした!



工藤零司 > ・・・さすがにもう書くことなくない?!笑 野嶋さんがほんとーに声がかっこよくて工藤零司に色気を持たせてた・・・。何度か観に行ったら開演前「おかえりなさい」っていってくれてすきだった〜〜〜!カテコわたしがあの席だったから目合うとニコニコしちゃった!過去零司はあの2人と笑いながら売れようなって話をしてたり「いつか後悔させるから」だったりいろんな複雑な感情を持ってただろうけどそれをセリフで多く語るんじゃなくて表情や声色にのせてるのむっずかしいだろうなって思ってた。

朝倉笑美 > 笑美ちゃんはわたしはやっぱりゲーム後からのあの怒涛の展開と、包丁持って夢を呟くシーンがだいすきなんだけどそこに至るまでの過程というかシーンで毎公演あの熱量を舞台上にもってこれるのほんとうに圧倒される。お酒のんでご機嫌な笑美ちゃんかわい〜〜〜〜!だしサキちゃんと話してるところって笑美ちゃんのいってた普通の友達との日常じゃなかった?普通ってわかんないけど・・・。黒河内さんに「未成年!?」って聞いたら未成年じゃなかったです!12月もW主演でまた演技拝見できるのが今からすごーーーくたのしみすぎる!

灰谷凌 > わたしこにーさんめちゃくちゃ若い人だと思って!え、聞くまでふつうに20代くらいだと思ってた・・・!役でだけど舞台上で前を動くたびめちゃくちゃ香水の良い匂いしてた〜〜!凌だけは今も19年前もキャストが変わらずにずっとこにーさんなんだけど今から19年前の回想に入るシーンでこにーさんの切り替え方毎回すごいなぁって思ってて、あのシリアスな空気からあの競馬中継を見てる(聞いてる?)ギャンブル、酒、女をやってるやつが売れるとしゃべりながら3人でワイワイしながら劇団やってた頃の灰谷凌になるんだもん

白石典子 > だいすきでした!もう書くことないよ!(2回目)これは作品全然関係ないんだけどヒールで歩く姿がめちゃくちゃ綺麗すぎてわたしも歩き方意識しようとハッとしました。あと千秋楽後にお話ししたソランちゃんがやさしくて終演後ルンルンで帰りましたとさ!

森本一 > わたし土日観に行って2日空いて水曜日の観劇だったんだけど多分メイクが上達したのか驚くほどお顔が綺麗になっててびっくりしちゃった!(?!)オネエキャラって基本的にだいすきになっちゃうからずるい( ;  ; )あの劇中劇を語るところだいすきだった。あと隼人の名刺貰ったあとたまにKISSしてたのすきだったし白石ちゃんとの前説たのしくてはぴはぴでした!

安斎サキ > サキちゃんふたりともぱっつんボブでかわいくてわたしは前髪伸ばそうと思ってたのに切りました。かわいかったんだもん。安未紗ちゃんがまぶたキラキラでめちゃくちゃかわい〜〜〜!てなったときがあって終演後に伝えたら「これ間違っちゃったんですよ〜!サキってキラキラさせないのに!」って言われてなるほどーーー!になった!でもかわいいからOKです(わたしは)なんで脚本家になろうと思ったか聞かれたサキちゃんは理由を話して「そんなもん」っていってたけど、でも脚本の話してるときはウキウキしてたり感情的になったりそれ以上に自分が書いたものへ愛を抱いてる子だった。あの3人もきっとそうだったと思うんだけどね。

竹野内 > みんなだいすきみねさーん。Z世代にも笑美ちゃんにも劇中劇にもずっと振り回されてて愉快だった。みねさーんのプロデューサーとしての若零司とのシーン、がむしゃらに自分たちを売り込み続けてきた零司を打ち砕くというか価値観を塗り替えてしまういやな役だぁ〜〜〜〜ってなったしその役を演じるみねさーんすごい良かった。

神宮寺圭 > もとい田中太郎。でも工藤零司の考えた芸名よりもなによりも「白神冴京」っていう名前がいちばんかっこいいよね・・・!終演後ドリンク担当してたからいっぱいお話しさせていただいて感謝!隼人と凌をゲームはじまるよ〜って外に呼びに来る時サングラスかけて出てきて「暗っ」ていって外してるの地味にすきでわたしにハマってた。そりゃあ暗いだろう。

二階堂栞 > もとい山田花子。Wキャストだったけどお二人ともそれぞれ違う雰囲気の栞ちゃんをみれてたのしかった!ふたりとも芋ジャー着て似合っててかわいいのなに???竹野内を翻弄するZ世代かわいくておもしろかったし、Z世代だから「KY」の意味伝わってないの細かいなってなった・・・Z世代に伝わらない平成用語・・・。

朝倉亜美 > ねえもう書くことないよ〜〜〜!(3度目)亜美ちゃんもWキャストだったんだけどわたし的には全然違う「朝倉亜美」を感じててでもどっちも「朝倉亜美」だった。同じセリフでも演じるキャストがかわると受ける印象も雰囲気も変わるんだなぁって思いました!

橘隼人 > やっぱりだいすきだった!ミステリアスでなかなかいい男だったよ〜〜関係ないんだけどカジワラタクト×タバコかっこよくてだいすきでかっこよかった!工藤零司と橘隼人は「今」と「19年前」で演じるキャストが違うんだけどどっちもちゃんと零司でどっちもちゃんと隼人だから不思議だよね、演じてる人は違うのにちゃんと同じ人物として存在してて今の2人に19年前の2人が重なるんだもん。



あ!もちくんは人狼がんばっててかわいかったし、とんでもねーーーーーやつが現れておもしろかったです!でもまさかこの場所この時間あのタイミングでもちくんのダンスショーあると思わなかったからふつうによろこんだ!とんでもない人(ひと?)だったけど!"茎さん"またどこかで会えるといいな(ほんとに?)いや、あの服があるせいでいつでも会えるかもしれない状況なの怖すぎるね!でももちくんのあの暴走をやらせてくれる環境があることがうれしいなぁ〜!もちくんが「役」として出てない舞台の特典台本にもちくんのサインが書いてあるの不思議だなぁて思うけどまあそれはそれ、もちくんで観たいのは誰役かなぁ〜て考えたりしてた。もちくんが演じる若零司の苦悩とか観てみたいな。

あそこの箸休めシーン(言い方)の台本での書かれ方ほんとにツボで読みながら笑っちゃった。そうですか。笑

そして千秋楽おわった終演後のあの時間にたぶんわたしともう1人くらいしか聞いてなかったポカさんと入道さんの◯◯◯って何回言ったでしょうかゲームまじでなんだった?(なんだった?)入道さん土曜のゲスト回で拝見してめちゃくちゃおもしろかったからまた会えてうれしかったな!わたし土曜の観劇では「せたがやがやがや会館」だけ覚えて帰ったもんね。#過言


んーーーこれで書きたいことは全部書けたかな



普段は今度の舞台もおもしろいといいなぁって思いながらドキドキしながら観に行くけど今回はおもしろいだろうなってワクワクしながら観に行っていました(プレッシャー)!でもやっぱりわたしが思っていたとおり、おもしろかったし、想像してた以上にわたしはこの『ラスト・ノクターン』のことがだいすきだった!この素敵な作品をかいてくれたカジワラさんに、届けてくれたキャストさん・スタッフさんに心から感謝!サイコーの時間をありがとうございました!


おしまい!

柵で囲う檻の柵

Xで感想アカウント作ってみたけど
やっぱりこっちにツラツラ書いた。

『柵で囲う檻の柵』 
2023.09.27-10.01 上野ストアハウス

えーーーーん
舞台の感想文のリハビリにしては
カロリー重い・・・🧠
でも舞台の感想は鮮度だからがんばった

わたしは「さく」を立てて「しがらみ」を強くするタイプの人間だからアイラがいう「一つのものに縋って小さな檻の中で過ごしてる」のはそれはそうかもなぁ。あとは人間動物園の話きくたびに、でも私は今柵で囲われた「人間」を「観に来てる」けどねってひとりブラックジョークしてた。舞台って、なんかそんな感じなんじゃない?ほんとうに檻にいれられているのはどっちなのか知らないけど・・・

もちくんと布施さん以外は
はじめましてだったけどこうして
素敵な作品で出会えてうれしいです

アイラはハナだったんだね。
だって今までこんなこと
起こったことなかったじゃん


忍岡動物園の長い歴史の中では、あれ以来ゾウを飼育したことはなかったけど白いゾウは集客ができてお金になるからきっと大金出して誘致を勝ち取った獅子瓦。「展示動物の種類は変えない」っていう忍岡動物園が園長が立てて守ってた柵は獅子瓦にとってはあっさり壊せた柵で、たぶん柵でもないだろうなぁ。もしかしたら何度も園長は獅子瓦からゾウやライオンを飼えって言われてたかもしれないけど今回獅子瓦が受け入れろって言ったとき良い機会かなって思ってっていう園長はいったいその時なにを考えたのか。

あの舞台みたあとだとここでの表現も「飼う」で適切なのかなってなっちゃうね。「家族」だから「ペット」って言わないでほしいひといるよね?飼育員にとっては「仲間」「友達」で獅子瓦にとっては「動物」だったもんね。こう余計なこと考えちゃうのも柵だね〜

ライはなんとなくこうだったし、嫌じゃないから決められてるとおりになんとなく自分が園を継ごうと思ってて、それがアイラが現れて白いゾウが現れて起こった出来事に、知った事実に、周りの気持ちに変化にをきっかけに、自分の意思で足で意見で決意して忍岡動物園の園長を最後は選択したんだけど、わたしは布施さんってそういうなんていうか若者が大人になる過程をみせるのがほんとーーーーに似合いすぎてるし上手だなぁておもう(※もちくんかかくくーんの共演でしか観てないです)

わたしはすぐ意味を持たせたがるから
アイラが来たから白いゾウが来たし
白いゾウが来たからアイラも来たんだよね

ライが自分の足で立つように
忍岡動物園が許されるように

だって
『今までこんなこと起こったことなかった』
なんだもん

ゾウ=アイラがわかんなかったから、単純に「ゾウ アイラ」で検索してみるとたぶんアイラの由来はインド神話の白いゾウで。有識じゃないからwikiから知恵を吸収したけどだからゾウの名前はハナだったしアイラが台風でもくればいいのにっていえば雨が降ったのかも?もしかしたらおばあちゃんの名前がリンなのもそれかもしれない。あとこれ誰に言っても信じてもらえないけど1日にわたしが上野へ向かうために最寄り駅まで歩く時間マジのマジでその時間だけ大雨どしゃ降りだったの、なに?


「君がこの動物園の背に乗るんだよ」


よくそんなセリフ思いつくよね!天才???わたしは台本がアイラに紡がせる言葉選びが秀逸でだいすきで、真正面から真っ直ぐに突き刺してくる言葉もあれば、受け手の取り方でいろんな解釈もできたりアイラの周囲よりちょっと異質な語り口とか子供っぽかったり女の子ぽかったり、かと思えば全てを知っているような喋り方だったりしてて。わたしその日の自分のカバンにA4の台本入るわけないのに思わず台本買ったもん!持ち歩き方とか考えてなくてLAWSONで大きい袋も買った!台本見るとたまにとんちんかんな変換されてて知らない韓国人の男出てきたりして突然エンターテイメントだったけど一箇所まじで変換読めなくておもしろい!けど台本買ったおかげでDVDは出ないけど読めばずっと上野ストアハウスでみたこのサイコーーの舞台を思い出せるようになった(片面印刷計83ページの台本、分厚すぎてこれを覚えて見ないで言えるようになる役者さんってすごいってなった、すごい。)

 

で、そのだいすきなセリフたちをアイラを演じている佐藤さんがさらにくっきりはっきりとその一瞬一瞬をアイラが発した生きた言葉にしてくれていて。わたし初日、アイラのこと苦手だなって少し捻くれた見方で見てたんだけど、次観た時、わたしのテーマとして「ライ」と「アイラ」について考えながら観てたらアイラの存在の立場というか役回りがわたしにめちゃくちゃ刺さってた。「わたしたちが、光になれればいいのにね」に対してもう光だよ(号泣)になってたもん。でもキャラクターそれぞれが生きて、忍岡動物園のあの瞬間を過ごしてて一人一人がほんとうに愛しかった。それぞれのキャラクターへの愛しさ溢れすぎて台詞抜粋シーンからオープニングで泣くっていう情緒かましてた(;;)何公演か見てると先行して情緒になっちゃうのってあるあるだと思うけど(あるよね?)その回が初見の隣に座った人がびっくりするだろうからやめたい。

もちくんのワニくんほんとによかったな〜 #急

台本読んで感じる鰐淵豊と
わたしが思った鰐淵豊と
もちくんが伝えた鰐淵豊って
相違あるけど、でもそれでいいよね

 

動物と話したかったって何万回も思ったのもほんと。話せなかったのもほんとうで。そんなワニくんが不器用で愛しいねぇ。白いゾウを迎えてうれしい顔をしたりアイラがハナと名付けたときに同調するあの声、あの表情。あぁ、鰐淵くんは動物が好きなんだなぁって思わせてくれるし、もちくんはほんとーーーにそういうのが得意になったなぁって思う( ;  ; )いまのもちくんが演じる冬馬観てみたい!あのハナを迎えるシーンは本当にみんな全員素敵な顔してて差しこむ光があたたかくて幸せな空間が流れるの涙腺!だった。わたしはワニくんはあのシステムに縋ってるんだと思ってるし動物と通じ合える手段というか役に立っている・力になっているって感じれる方法なんだろうなって思ってる。獅子瓦グループからそのシステムが降りてきた時に1番衝撃で積極的になれたのはワニくんだったんじゃないかな。獅子瓦に突撃するワニくんオタクのきもち悪さ出てていいよね(褒めてる)頭がいいって自分でいってるから、きっと複雑そうなシステムも理解してて自分の強みを自分の好きなものに対して生かせるのって最高で最強じゃん。でもシステム担当オンリーだと思ってたから爬虫類担当なのびっくりした!でもやっぱり忍岡動物園にワニはいないとおもう。事前申請のなかった猿回し練習で太郎の体調に異変が出て駆けつけて、それで兎丸にああいう風に言われたからカチンときて・・・。わたしはこの作品でそれぞれがみせる怒りがだいすきだったな。わたし喜怒哀楽のうち1番「怒」を舞台上でみせてほしいのかもしれない。アイラもライも、園長も兎丸も猿田も鰐淵もさいさんもばばちゃんも獅子瓦にも奈良さんにも六休に先生に田上さんに企にも、きっとみんなどこかに怒りがあってその「怒」があるから哀も喜も楽もより映えてみえるんだと思う。

サイさんへの「好きなんですか?」のくだり、ガチのだと思ってたけど台本みたら冗談だった。たぶんあのシーン好き×好きだから耳がかわいいの気持ちに負けてたのかも。柴さんがかわいくてほんと〜〜〜〜〜にわたしがメロメロだった!サイさんの独白?のシーン、「こんなことがあればわたしも考える」わたしはサイさんと馬場ちゃんの中間みたいなタイプかなって思うんだけど今が楽しければOKだしそこに至る過程も最終的によかったなって思えるけどそれ以外に自分の意思はそんなにないから、だからそれでも選んださいさんの中でそれだけの変化があったんだなって思った。「どれ選んでもだめだと思うよ!」このセリフとシーンがすき。

わたしははじめてワニくんを観た時は、理想と現実の間で悩んで苦悩してると思ってたけど、最終日にわたしが感じたワニくんは最初から最後までワニくんとしての信念は曲げてなくて、迷いから握られていると思ってた手は真っ直ぐに最初から最後まで動物達にむけて伸ばし続けてた。そんなワニくんがやっぱり愛しかったな〜

たぶんきっと動物達ってウィルス自体はずっと保菌してただろうからタロウだっていつもどおりだったら死んでなかったんだろうね。でもそうだったらそれぞれが考えることもなくて忍岡動物園はずっと止まっていた。だからアイラが来て、ハナが来て、タロウが死んで、動きだして。どれが悪くて、どれが正しくてって、それはそれぞれ合ってて、間違ってるのかもしれないし、この舞台で正解がでることってないだろうけど、どの役に対してもどこかしらに共感してわかってしまう舞台だった。だからほんとにみんなのことが最後まで愛しかった。


素敵な2時間を観せてくれて
ありがとうございました 。


ライ >> わたしのこの人のこういう役が観たい、にすごいハマってる役柄だったから布施さん演じるライをみれてよかったな〜!集合したあと「ヘラヘラすんな」って言われてるのほんとにおもしろい。

アイラ >> 上で書きすぎてもうここにかくことないけど本当にだいすきだった!アイラとして佐藤さんが放つオーラとパワーにずっと圧倒されてたし、実際台本を手に取って読んでラストシーンのあの文字量に震えた・・・。チケット特典の撮影のときずっとキラキラしててかわいかった!

園長 >> わたし園長と「柵で囲う檻の柵」のところやっぱり演劇らしくてすき。あとどうぞどうぞのくだり、園長孤独でおもしろかったしもちくんが遊べてるとこみれたのよかった!「集合!!」久松さんスタイルよすぎて手足の長さが某韓国アイドルだったよ。

兎丸 >> だいすきだったよ兎丸くん!ほんとにわたしのキーパーソンだった!鰐淵とも獅子瓦とも園長ともライとも良くも悪くも真正面からぶつかっていって、そのまっすぐな怒りが心地よかった!兎丸という人物がもう存在してないのが不思議

猿田 >> おふたりとも「わかる」すぎて辛かった。てか、お芝居だとわかっていたとしてもほんとに1番精神摩耗してしまう、タロウ・・・( ;  ; )馬場さんとのシーンすごいすき。なんで帰るの!のほうも好きだからに決まってるじゃん!のほうもタイプの正反対なふたりだからこそ映えるシーンだなって思うし、猿田につられてわたしもボロボロになる。

鰐淵 >> これ以上話すことあるかな・・・。わたしもちくんのおでこだいすきだから、今回のヘアセットだいすきだよ!かっこよかった!

犀 >> みんなのおねえさんさいさん〜〜!鰐淵くんとペアになること多いからわたしの目がずっとたりてなかった!職場にいたらだいすきになっちゃうな。

馬場 >> みんなオープニングの投げちゅーだいすきでしょ?ちょーーかわいい!馬場ちゃんってどういう立場なんだろって同じ舞台みた子に話したときに、兎丸猿田は動物側・鰐淵犀川は人間側・その中間としての存在じゃない?っていわれてあーーーってなった。語尾に全部「!」がつく感じがすっごいらしくてよかったし馬場ちゃんマインドでこれからも生きたいし、わたしも「苗字で呼ばないで!」って怒られながら仲良くしたい(なに?)

獅子瓦 >> 奈良さんとの掛け合いパートあんなにキュートなおじいちゃんだったのに、他の部分ではほんとに重厚感というかグループトップの獅子瓦会長だった。やっぱり年を重ねて深まっていく雰囲気ってあるんだろうなってあの威厳と立派なひげをみて思ってた。わたしは獅子瓦は必要悪だったとおもう。

奈良 >> バリバリに仕事できそうで獅子瓦グループのTHE秘書って感じで、でも会長に対してだんだん不信感を持っていくというか飼育員側の気持ちも奈良さんは徐々にわかっていって、それが表情や声に出てくるのが愛しかったし赤眞さんの日替わりキャラクターについてけてるのコアだった。わたしはポム爺をしらない・・・

六休 >> ギュイーーーーーンだいすき!・・・さすがにこれだけじゃだめか。先祖代々この動物園でお坊さんしてるの、まあそれも柵じゃん!て思ったけど六休は全然そんなの気にてしなさそうで良い。鷺川先生とのコミカルなペア感がよかったし重いストーリーの中の緩衝材でした

鷲川 >> 六休もそうなんだけどもっと先生のこともみたかった!!!!両チームの先生とも美人でシュッとしてるからゾウにウキウキしてたり、〜なんだもん!なギャップとか張り切ってメイクしてくるのかわいいだった。櫛野さんが六休叩くのばか手加減なしで音が響いてた

田上 >> 一回全部見たあとにオープニングみると泣いちゃう・・・。気さくで気のいいおじさんで名前いじりの日替わり、わたし海賊王と山田孝之がツボすぎてケラケラ笑った。おふたりとも舞台でみると定年のおじさんなのに全然おにいさんでめちゃくちゃ驚いた。なんで???

企 >> 役としても忍岡動物園を外部から暴こうとする大事な役でそういう記者いそう!て雰囲気あるんだけど作中のおもしろいシーンで生かされすぎてていい緩衝材だった。兎丸くんにぶつかって「前見て歩いてたんで」「ならぶつからねぇだろ」のやりとりも近くの三重県もだいすき!永遠にやってて!


おしまい!

花音2023

ネタバレしてるので未視聴の方はこちらぜひ!
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=71358& (2023/3/28まで)

ツイッターに呟くの文字数悩むから ひさしぶりにこっちにしてみた

あーーーーー おわっちゃったなの気持ち
ありがとう花音。
ありがとう夢命クラシックス
ありがとう望月雅友。
ありがとうラティナ。(!?)

今このメンバーでこの場所で この演目が上演されるのは今回だけ。 それはどの作品でもそれはそうなんだけど このメンバーでこの場所で この演目を上演してくれてよかったなぁ。って舞台みるたび毎回思う。 その時の役者それぞれのコンディションも その日に入ったお客さんの雰囲気も 一度だって完全に同じ公演にはならないから 1公演1公演が違くて、不揃いで (その良し悪しはおいといて) 舞台はその違いが愛おしいしたのしいな〜

ラシックスさん、碧旅しかみてないんだけど オタクが好きなとこ撃ち抜いてくるイメージで まんまとで恥ずかしい〜〜〜と思いながら、おもしろい悔しい〜〜〜ってなってた。 だからか〜〜〜〜。とは思った。 まあこれは言わないけど。

ぜーーーーーんぶわたし目線の解釈の話です。

導入部分公演前に、小説版にして 出してくれるって言ってたから 読まないとわからないほどストーリー 複雑なのかなぁ〜〜?て悩んでたけど ストーリーに関しては全然読まなくて大丈夫だった!わたしは事前情報のない真っ新な状態で1回目は観たかったから ほとんど情報シャットアウトしてたんだけど(稽古場配信はしっかり見た)初日見てから小説読んでみると特に舞台背景とか情景は鮮明になったなぁ。文字にしか出せない表現もあるのはそれはそう。

1番最初のアインと樹樹が 光に手を伸ばすとこ、前の席でうっかり じっと見てると目がやられて次にしゃべる番が見えなくなるから2回目からは 気をつけてた(とは)んだけど 配信アーカイブみたらめちゃめちゃ綺麗だね!

舞台作品のオープニング演出 だいすき人間なんだけど今回めちゃくちゃ平成アニメのOPだった(褒め)。 オープニングの樹樹が精霊達と 踊ってるシーン見るたび良すぎて 毎公演ゾワゾワしたよ〜〜〜 うちゅくしい。1回観てからまたオープニング観ると あ!ここがこう繋がってて・・・!とか キャラの関係とか新たに発見できるから 毎回新鮮だった。 色んなとこで色んな展開あって もうなんびゃっかいも言われてるだろうけど 観たいところありすぎて目が足りなかったです!あとあの舞台下に出てくる布、優秀じゃない? あの演出あるとないとじゃ絶対空間から 受ける印象違うと思った。 スクリーンとしてもだし舞台の空間作りと しても上手だなぁって思った。 あと動く階段。碧旅でもそうだったけど 舞台の形がクルクルかわる舞台すごい。 それを動かす支えるfineちゃんたちすごい。その階段以外のセットってないのに森になったり演説台になったり高台になったりして創造力と想像力だった・・・!

 客席通路を役者が通る演出があって (コロナ禍前の舞台演出が帰ってきた!) って思ってた!!!! し、自分の真横をラティナが通ってくの ばかほど緊張した。それこそ1公演前から あーー次の回はわたしの隣をラティナが 歩いていくのか・・・てドキドキしてたもん 良い香りした気がする(?)

全然関係ないけど客席演出の話するとき
永遠に碧旅のジムノペティさんのこと 思い出しちゃう、恋だったよね。

は〜〜〜 わたしほんとにラティナだいすきだったなぁ
まずヒラヒラ舞う片側マントが衣装として最高でたなびくマントのバランス黄金比?てなってた。でマントにばっかり気を取られてたけど首元のなんていうのあれ?調べたけどわかんないかった、ジャボ?ジャボでいいの?付けてたりほんとーーに良すぎてラティナの衣装作った方に金銀財宝与えたいしずっと良いこと起こって欲しいな(むちゃくちゃ)。 もちろん衣装だけじゃなくて前嶋くんの殺陣と剣捌きとマントの扱い方も立ち居振る舞いも「ラティナ!」って感じがして天才だったしずっと舞台上をクルクル華麗に回っててほしかった。あのシュッふわって感じの動きだいすき(例えば配信アーカイブ28:22くらい) でラティナがマントなびかせるたびにわたしがにこにこだった。ずっと額にしわよせた仏頂面だったりツンとした顔だったんだけど最後の最後にみせるアインに向けたあの顔がさーーーーーー???ラティナの芯にあるのはアインに対する特大ベクトルだった。ラティナにそこまでおもわれたアイン、なに???そんなラティナくんほんとうにずっと良かった。これはわたしに見えた幻覚かもしれないけど「お前達も背負ってるな」のところちょっと口角上がってたとき、ギュッてなった。でもまあこれはマジでわたしの幻覚かもしれない。

前嶋くんのことラティナとしてみすぎてたから千秋楽後このリプライみつけたときイメージ違いすぎておもしろくって大爆笑した。もちくんも僕の武だじゃないんさww


烈火のこともわたしだいすきなんだけど、 ところどころでかもしだされる樹樹と烈火の 幼なじみ感良かったしそれを踏まえての 烈火の樹樹に対する感情だよねぇ・・・!牢かな?にシーン人間側と青と赤で分けられてるんだけどそのときスズネちゃん赤側に立ってるのうわってなった。オープニングもそうだけど気づくとコレって?ていうのが多すぎる・・・。このシーンのアインと樹樹の絶対交われない双方の願いがキツい。 てかほんとに美慎さんの表情管理が天才すぎて このキャラだいすき〜〜〜!ってなってた 日替わりシーン、21日マチネで放った「お前らのネタに雪那巻き込むんじゃねぇ!!次で最後だぞ!!」 だいすきだった。それを聞いた雪那(それな)の指差し、じゃないんさw 日替わり全部みたわけじゃないんだけど、なんか、明確に日替わり!ってあのシーンだけなのにすごーーーーい濃かったし毎回たのしくってよかった。広大さんの勢いがアクセル踏み切っててずるかったよ、おにいちゃんだいすき。風牙、ニケルが覚醒するのを目の当たりにしたときの目がだんだん爛々と輝いていく様子がほんとーーに強さを求める男だったし、‪もちくんがツイートしてたけどここがほんとにそうだった。


その風牙がさらに武を極めるための相手としてみつけたニケル、只者じゃないとは思ってたけどほんとに大津くんが只者じゃなくてびっくりした。戦いのなくなった世界でステラとずっと幸せに生きてほしい。ステラの背負ってる背景もキツかったけど、1番最初のステラの「人間なめんじゃないよ!」のところが嬉々として戦っててカッコ良かった。全然そうじゃなかったんだけどね。戦場のジャンヌダルクじゃなくてふつうの優しい女の子だったね。前半でステラが言う「仕方ない仕方ない、そればっかり」と「仕方ない仕方ないのアンタが?」からの終盤の弱気になるステラに対して「仕方ない仕方ないのオレだけど!」って俺が守るって言い切るニケルが大好きだった〜。

おいアイン!腕輪の落とし物もお面も持って帰るなーーー! 樹樹の太極の面外して「ほら、やっぱ女だった」っていうとこめちゃくちゃキザじゃない!? アイン樹樹に対してはずっとちょっとキザでかっこつけてる感じがしてた。もうすでに樹樹のこと好きじゃん?(早計)スズネとかミヤコに対しては妹〜とかちっちゃい子〜に対しての扱い方だったのに。でもそのかわいい子達に振り回されててよかった。特にミヤコにはブンブン振り回されてた。「君はどうしたんだ!?」のテンポが良すぎてだいすき。ていうかミヤコとワスレナのコミカルなあの一方的にアインにしゃべり続けるとことか番とのコント(違う)とか観てて気持ちよくってずっとたのしかった。

ミヤコちゃんそういうところではずっと子供っぽくてかわい〜〜女の子だったのに2回目の夢、幻。から突然大人びてみえるのすごかった。でもかわいい。 ワスレナは胸キュン担当だったよね???対ミヤコに対しておでこポンってしたりデコピンしたりもかわちいだし対番にして(というかミヤコにいわれて)「アイツが心配で言ったわけじゃねぇよ!」のくだりとか、えーーーーーかわちいじゃん!キュン!だった!

スズネちゃん、アインのことが大好きなのが伝わってきて自分自身のことを考えずに戦場へ行くアインが心配でたまらなくてそこに現れた樹樹という存在が不安で、その心を森羅に利用されて、自分でアインを傷つけてしまい、なのほんっとうにくるしい。大好きで近くで見ていたからこそわかってしまうアインのこと、もう疲れちゃった!って言いながら好きな人の幸せを想えるほんとうにいい女だよ!

樹樹が自分を負かしたやつの名を聞いて 自分も名乗ってくの気高い戦士って感じで いいよね。(突然?!)

シルバ国王良かったなぁ〜〜 ありがちな、と言ったらあれだけど 主人公の父親 兼 国王あるあるな キャラの立ち位置なんだと思うだけど チャボさんがほんとーーに上手で! 「俺の息子は!いい男だぞ!」で ぜーーーんぶわたしの水分持ってかれてた。そこで背中合わせの烈火くんもつらい〜〜〜〜〜〜!ほーんといい男だよ…。 王としてのシルバと、父親としてのシルバ。 父親らしいことをひとつもしてやれなかったとシルバ様は言ったけど、 幼少期のアインと景色をみながらはなすシルバ様は父親以外の何者でもなかったよ。 今は自分が上に立ち守るこの国を、未来の王へと語り継ぐその声と 「いずれはお前の役目だ」の言葉!顔!お父様〜〜〜だった!

森羅様。森羅様は凛とした立ち姿と妖艶さと美しさで赤いドレスが良く似合ってらした。森に入ってきた兵士たちを操るときの眼!効果音と音楽も相まってめちゃくちゃ怪しくてかっこいいし三鬼衆を従える姿ほんとに良すぎて惚れ惚れしてた。三鬼衆もほんとーーーーにかっこいい。「テメェらのところで言うノックってやつはちゃんとしたぜ?」だいすき!メンチ切り合う烈火とステラも嫌味で丁寧な挨拶かます雪那くんも純粋に丁寧に返すニケルもそこからバチバチにはじまる殺陣も全部好き!!!後半の見境なくなっていく森羅様、ラスボス感ありすぎる。信仰対象である精霊を道具として使う禁じ手をつかってしまうくらい森羅様は人間の歴史に幕を下ろしたかったんだなぁ。

森羅様は番とのシーンがほんとにすきで、というか番と森羅・番とアインがわたしは1番しんどかったです(良い意味)。わたしがキラキラしてるひとに弱いせいで、その感情のベクトルをみんな持っているものとして持ち込んじゃうけど、万物の流れを『見守る』はずの番が緋族のふりをしていたのは森に種を撒いた森羅に対して「かけてみたい」と思ったのはもしかしたらここで変わる「希望」を持ってしまったからだと思うし(監視ではなくただそばで見ていたかったって言うのもずるいよねぇ)、同様にアインに対しても、自分が今まで見てきた世界の流れをわからせて諦めさせようとするけどそれでもなお諦めることなく戦いのない世界を強く望むアインの光に対して番の方が目をそらせないし押されちゃってまたこの先の世界の希望になっちゃうんだなぁ〜〜ってなってた。(個人の感想です)

で、どのタイミングで書こうかなぁって思ってたらこんなタイミングになっちゃった。ジュラ。わたしは初日みてから絶対最後までジュラのこと嫌いでいようと思って観てた。だって悔しいもん!ほーーーーんと嫌い!茶番じゃね〜〜〜〜〜〜〜んだわ!でもやってることも顔も声も全部THEヒールでジュラが最後に良いやつにならないでくれたからわたしもジュラのことずっと嫌いでいれたよ!すっごいハマってた、と言うか生き生きしてたし狂気だったしかと思えば日替わりで広大さんにポカンとしてたり思わず笑っちゃってるのほんと好きだった。広大さん強くてずるい(2回目)ジュラにつく精霊もほかと異色で気味が悪くて最高だった!!ジュラもアインに対してラティナとは違う特大ベクトル抱えてて、アインってほんとなに???

もちくん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!雪那くん最高だったよ〜〜〜〜〜〜!ツイートもしたけど「望月雅友」が演じる「雪那」がだいすきだなって思えたのがすっごいうれしい!もちくんが舞台に立つ姿を観るのはまるまる1年ぶりだったんだけど、いろんな作品に出るたびに声色も表情も動きもどんどん良くなるもちくんの姿をみれるのほんとうに幸せです!はじめ弟キャラって知ってからかわいい感じかなって思ってたんだけど良い意味で裏切ってくれてうれしい!完全に雪那くんだった!!殺陣もかっこいいし印を結ぶのもかっこいいし風牙に抱えられてクルクルする雪那くんホントすきだった(語弊)「これが、僕の武だ…!」がほんっとうにだいすきでこのセリフとシーンを見るためだけにわたしはサンモールシアター行ってたのかもしれない。B9とB13だったね!しっかりみれてうれしかった〜!

アインが黒で樹樹が白の衣装なのいろんな解釈できるんだろうけどわたしはこれもちゃんと太極じゃんってなった。それを分つことなんてできなーい!んだよなぁ。そんなアイン、自分だけ樹樹に思いを伝えて新たな争いを止めるために旅立ってしまうのほんとそういうとこなーーって思った。結局樹樹はアインに答えを伝えられないまま咲く花を見れないまま死んでしまうし老いるまでアインはこの国に戻ってこなかったんでしょ?例え他の国で平和の象徴として満開に咲かせたとしても樹樹が守りたかった森の花は枯れたし勝手に死のうとするな生きろ〜〜〜〜!てなる。全然ハッピーなENDではなかったんじゃない?。そんなアインに対してわたしが思ったことは全部ワスレナが言ってた「偽善で、自分勝手で、救いようのないくらい間抜け」なんだろうなぁ。アインってほんとに自分勝手。自分のことを大切に思ってくれている人の気持ちを置いて1人で先へ先へとどんどん走って行ってしまう。まぁみんなそんなアインだから大好きで愛しくて守りたくて憎らしかったんだろうなぁ。もう!

「さあ、世界のリスタートだ」は 同じ世界をずっと繰り返してた? 同じ展開が繰り返されていた?うーーーんいまいち判断つかないけど、他の作品との繋がりがあったりするのかもしれない。わたしはそれを知らないから好き勝手に言うけど例えばこのリスタートがずっと同じ世界のループだとしたら、たまたま今回の10回がこの結末だっただけでどこかには雪那もラティナも烈火も樹樹もアインもだれも死ぬことなかった世界もあるかもしれないじゃんね〜〜〜!まあそれは正史じゃないだろうけど。

再再演?かな?それだけ長い間色あせない「花音」にもちくんがご縁あって出演してくれて、わたしが観ることができて良かったです!あ〜〜〜〜たのしかった!!!

おしまい!

p.s. メインテーマがアレンジされて作中で流れるのって最高だよね